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No. 17 「どんぶり好きに悪い人はいない」越智小夏(比文'16)No.17 There are No Donburi-lovers who are Bad People Konatsu Ochi (College of Comparative Culture ’16)

「吉野家にする?松屋にする?それとも、す・き・家?」

皆さんは、どのチェーン店の牛丼が好きですか?
「牛丼なんて、どこで食べても同じじゃない?」と思っているそこのあなた。いますぐ悔い改めることをお勧めします。
 
思えば、わたしが牛丼の素晴らしさに目覚めたのは中学3年の秋、高校受験を間近に控え、街中にあるとある塾に通い詰めていた頃だ。背伸びして決めた第一志望、伸び悩む成績、落ちる筋肉と、辛い受験生活を送る中、わたしを救ったのが牛丼だった。
 
5時に自主勉強を終え、6時からの授業までの1時間で、一人、最寄りの牛丼店に行き、一人黙々と牛丼を食べるのが、毎週末の楽しみだった。
 
温かく、少し硬めに炊かれたご飯と、ご飯に染みたおつゆ。柔らかく、しかし存在感を残す玉ねぎと、くどくなくボリュームのあるお肉。受験生の疲れた心を癒すのに、これ以上の料理は考えられないと思ったのを、つい昨日のことのように思い出す。 
 
さて、本題に入って、主な3店舗の味を比較してみる。
 
まず、松屋の牛めし。これは比較的塩味が強いのが特徴。旨味は少し落ちるが、さっぱり系の味付けを好む人には丁度良いと思われる。なんといっても、セットのお味噌汁のクオリティが高い。
 
そして、吉野家の牛丼。甘みがかなり強いのが特徴。玉ねぎがトロトロで、牛肉と一緒に食べた時の控え目ながらコクをだすあたりが素晴らしい。
 
OCHI最後に、すき家の牛丼。甘みと塩味のバランスが一番丁度良く、旨味、コクとともに一番だといえるだろう。玉ねぎは比較的しっかりしており、食べている感を得られやすいが、玉ねぎがあまり得意ではない人には、吉野家の方が向いているかもしれない。 
 
以上を参考に、自分に合った牛丼を探し出してみてほしい。

 
最後に、家で牛丼を作る時のワンポイントアドバイス。
 
料理酒の代わりに白ワインを使い、コンソメをひとつまみ加えると、味に深みが増してよりおいしくなる。おろししょうがも、できたら面倒くさがらずに加えてほしい。
 
これまで散々牛丼への愛を語ってきたが、この文章を読んでくれた皆様が、より良い牛丼生活を送る一助になれば幸いだ。


 
 
次回は、
わたしの全力投球を顔面で受け止めてくれた上に鼻血まで出してくれたI君です!

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