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No. 27「運がいい人」PP(比文'16)No.27 Lucky People P.P. (College of Comparative Culture 2016)

皆さん、こんにちは。これからのエッセイに書く内容は日本とはすこし異なる点が入ってくるので、まずは、自己紹介をしたいと思います。私はピョピョです。ミャンマーから来ました。比文2年生ですが、年齢は23歳なので、皆さんよりはすこし年上だと思います。ミャンマーでは、大学も卒業してきました。なぜ、大学卒してきたのに、大学院に進むのではなく、学部生として勉強しているのか?それは、ミャンマーの教育制度が原因で、大学卒業するまでの学年は14年しかないので、大学院に行くため学年が足りないため、学部生として勉強しているのです。自己紹介はこれで以上です。

 

さて、皆さんは今までの人生で、自分のことを運がいいなあと思ったことがありますか?

 

私は自分が運がいい人だなって思うことが結構あります。いや、結構じゃない、いつもです。私は結構ぼーっとするタイプで、その時は、今夜何食べろうかなのことから過去のこと、今のこと、将来のことまで色々なことを考えてしまいます。そこで、自分は運がいい人であることが自覚してしまいます。どれが運がいいと決める原因なのか?それは人それぞれ異なるかもしれません。一人にとってとんでもないことは、他の人にとってはラッキーなことかもしれない。私を自分は運がいい人だと思わせる原因は三つです。それは、(1)家族、(2)勉強、(3)食事です。

 

先ずは家族。私は子供の時から、今の家族の長女として生まれてきたことに対して後悔したり、悲しんだり、することが一度もなかったです。いつも今の父と母の娘、私の妹の姉として生まれてきたことに、よかったと思っています。私の家族は厳しい家族か、緩い家族か、どっちかというと、緩い家族です。私は今までの父と母に勉強しなさいと言われたことを数えてみたら、一桁の回数だけです。私の親は、勉強は無理やりさせないけど、様々な事例などを出しながら、子供を色々考えさせるタイプの親です。大学3年生の時、父に日本へ留学しに行ってみたいなあと言ってみたら、本当に生きたいの?行きたいならば拒否はしないが、二十歳になってからでもいいんじゃないと言われました。厳しく反対しないが、甘い方で色々考えさせるタイプです。家庭内のルールも特になく、家族皆揃って夕飯を食べることと、皆で一緒にテレビを見ることだけがルールのようになっています。特に、父は子供が部屋で一人で引っ込むのが本当に嫌です。今まで帰省すると、毎晩、家族皆とテレビを見ています。父は働くので、私は専業主婦である母と過ごす時間が多いです。私にとって、母は尊敬する母でもあり、友達みたいな存在で、なんでも相談できる人でもあります。三個下の妹が一人いて、私と仲が良くて、妹でもありながら、最も親しい友達でもあります。このような家族に生まれた自分は本当に運がいい人だと思いました。愛する人たちに囲まれて生きていることより、他に良いものがないでしょう。

 

2番目は勉強のことです。私は勤勉な人ではありません。本音を言うと勉強することが大嫌いな怠け者です。勉強好きな人が世の中でいないだろう思うけど、私は本当に勉強が嫌です。しかし、嫌なので、勉強は全然しないわけではありません。高校までは、学校のクラス分けは期末試験の成績によって決められました。A,B,C,D,Eなどのクラスがあって、Aクラスは学年のトップ50人だけが入れるクラスです。成績順番によって、クラスは分けられる。特にAクラスでは、競争が激しい。良くないことですが、クラスによって先生の扱いも異なります。私の周りには全科目に満点を取ろうという子がたくさんいたが、私のただ一つの目標は全科目に満点を取ることではなく、毎年Aクラスに入ることでした。目標通り、Aクラスに入れて、大学入学試験にも創造していた以上の成績を取れました。いい大学に入れ、大学で在学中、日本に行くチャンスもありました。大学卒業後、すぐに就職先が決まって、日本に留学する3週間ギリギリまで働いていました。会社に勤めながら、ストレスが溜まってきて、やめたい気になった時に、文部科学省の奨学金のことをネットで見かけて応募したことが、今留学していることのきっかけでした。文部科学省の試験に合格することは夢の中でも見たことのことでした。私は、自分の教育のことについて、自慢したことは一度もなかったです。いつも運がいいなあと思いがちでした。運が良くないならばこの平凡な私がここまで来られるわけがないと思います。しかし、運がいいと思えば思うほど、自分の実力に自信がなくなります。

 

最後は食べ物のことです。私は食べることが大好きです。おいしい食べ物を食べることが人生の幸せだと思っています。ダイエットをすることは地獄と一緒だと思うので、ダイエットをすることすら考えないまで食べるのが大好きな大食いです。なぜ食べ物にも運がいいと思うのかというと、私は食べたい物を考えると、いつもその食べ物をすぐに、それとも、翌日に食べられる運命に恵まれているからです。家族でも、母は私が食べたいものを作ってくれます。父は食べることが人生の幸せだと思う娘に何食べたい?あれ食べに行く?それ食べる?あの店に行かない。。。?など煩いほど聞きます。ご飯食べ終わったら、ココア飲む?パフェ食べたい?”“昨日ピョピョの大好きなケーキもパンも買ってきたので全部食べてねとか言う人です。私の親は娘の食べ物を喜んで食べる顔を見て、喜ぶ人なんです。そして、日本に来て何か食べたいと思ったら、翌日にその食べ物を食べるようになったり、自分の方から言わなくも、友達にその食べ物を食べるように誘われたり、誰かが作ってくれたりなど、考えるだけで、自分でもびっくりするほど、その思いが叶ってくる運命に恵まれています。

 

私は宝くじに当たらなくてもいい、ただ愛する人に囲まれて生き、好きな食べ物が食べられることこそが運がいいことではないかと思います。しかし、何もやらなければ自然に運がよくなるはずがないと思います。運がよくなるため、運がいい人であれば、もっと運が良い人になるためには努力が必要ではないと思います。これからは、勉強のことをはじめ、様々なことに努力してもっと運がいい人になれるように頑張っていきます。

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「う」からはじまるテーマを書くため、結構悩んでいましたが、結局自分のことばっかり書いてしまいました。文章を書くことも苦ってですが、頑張って書きました。上手く書けなかったと思いますが、これで私の「う」からはじまるテーマのエッセイは終わりです。

 

次回は先輩のRさんのエッセイです。同じ留学生でもあり、同じ東南アジアから来た優しいRさんにバンドを回しました。Rさんのエッセイもお楽しみに!

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