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文化創造論コースのさまざまな文化活動The Various Cultural Activities of the Area of Cultural Creativity

文化創造論コースでは、学生の皆さんが文化創造の実践的な現場に参画できる機会を作るために、授業や、授業以外の形で、さまざまな文化活動を行っています。

 

これまでに行ってきた活動のいくつかをご紹介しましょう。

 

1)芸術専門学群との共同授業「創造的復興プロジェクト」

東日本大震災で被災した地域や人々のための取り組みの一つとして、筑波大学芸術系が中心になって展開している「創造的復興支援プロジェクト・CR」というアート系の活動があります。

 

文化創造論コースの教員と比文やいろいろな専門分野の学生・院生たちが一緒になり、被災者の方々に言葉を通じて寄り添う「コトノハチーム」としてこのプロジェクトに参加しています。

 

授業について:

芸術専門学群との共同授業として、「視点構築演習」や「チャレンジ学外演習」があります。それらの授業で、活動のために学び、チームの理念について議論し、活動の計画を練りました。現地で経験する全てを被災地から私たちへの問いとして受け止め、その問いへの応答として私たちなりの「表現」を試みることをチームの理念としました。

 

被災地での活動について:

2014年度

福島県南相馬市の帰宅困難地区である小高区から避難された方々が集う仮設住宅を中心に活動しました。ペットとの同居が特例的に許されている住宅でしたので、 ペットとの避難生活についてできる限りたくさんお話を伺うことにしました。伺ったお話は、仮設住宅のどこにどんなペットがいるのかを住人の方々に紹介する形で編集し、冊子にして配布したところ、非常に歓迎されました。

 

2015年度

CRとしては最終年度になります。被災されたお年寄りたちも、子供のころの思い出話をされるときはいつも楽しそうです。この小高のかつての幸せな生活を、未来を担う子供たちに引き継ぐため活動を始めています。そして、CRの後に、どのように活動を継続していけるかを検討しています。

 

 

CR1
現場へーー仮設住宅を訪問してお話を伺う

 

CR2

表現へーーお話を冊子に編集して現地にお届けする

 

 

2)「比文プロジェクト」における映画上映

比較文化学類学生の自主的な活動を支援する「比文プロジェクト」の枠内で、福島原発事故に関わる二つのドキュメンタリーを上映し、監督とディスカッションする機会を持ちました。これらの企画は、「創造的復興プロジェクト」とも協力する形で行われました。

 

映画『A2-B-C』上映とトーク、2014年7月2日、17:00-19:00、2C410

福島原発事故後の福島県伊達市の子どもたち、親たちが置かれた現状と、子どもたちの甲状腺被曝検査をめぐる状況を描き出したドキュメンタリー映画『A2-B-C』を上映し、イアン・トーマス・アッシュ監督に、映画の背景についてお話ししいただきました。また、学生やつくば市民の方々と、この映画や原発事故後の状況についてディスカッションを行いました。なお、本上映会については、表現文化領域テクスト文化学コースの清水知子先生が、企画・運営に協力して下さいました。

映画の詳しい内容については、以下の予告編をご覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=Kp-AjFjjfUg

 

 

映画『フタバから遠く離れて』第一部・第二部上映とトーク、2015年2月21日、13:00-18:00、2C404

福島原発事故による福島県双葉町からの住民の全町避難の現状を描いたドキュメンタリー映画『フタバから遠く離れて』第一部・第二部を上映し、上映後、原発避難と原発問題のさまざまな矛盾について舩橋淳監督に問題提起をしていただきました。その後、学生やつくば市民の方々と、この映画や広く原発をめぐる諸問題についてディスカッションを行いました。

映画の詳しい内容については、以下の公式HPをご覧下さい。

http://nuclearnation.jp/jp/part1/

http://nuclearnation.jp/jp/part2/

 

『映画『フタバから遠く離れて』上映会』の画像

映画『フタバから遠く離れて』の上映後、講演される舩橋監督

 

また、福島原発事故関連のこれらのドキュメンタリー映画以外にも、比較文化学類卒業生が制作に加わった、映画美学校制作の映画『イヌミチ』上映会を行いました。

 

映画『イヌミチ』上映とトーク、2014年11月15日、16:00-18:30、2C404

映画『イヌミチ』を上映し、万田邦敏監督、主演の永山友里恵さん、制作進行の阿部瑶子さん(比較文化学類卒業生)の3人にお話しを伺いました。映画を観た感想や質問などを上映会に参加した学生の皆さんから話してもらい、万田監督や主演の永山さん、制作進行の阿部さんとディスカッションを行いました。

映画の詳しい内容については、以下の公式HPをご覧下さい。

http://inu-michi.com/

 

『映画『イヌミチ』上映会』の画像

映画『イヌミチ』上映後のディスカッション(左から、万田監督、阿部さん、永山さん)

 

 

3)つくばリサイタルシリーズ

文化創造論コースには音楽を扱う授業・講義(音楽文化論など)があります。このコースのスタートと時を同じくして、本コースの教員や学類学生が中心となり、国内外でご活躍の一流の音楽家に演奏していただき、クラシック音楽への知識と理解を深めてもらう、「つくばリサイタルシリーズ」をスタートさせました。

 

現在までに三回のリサイタルを開催し、いずれも好評をもって終えることができました。

 

第一回(平成24年度) 2013年1月8日、つくばノバホール 小ホール

  坪井悠佳(ヴァイオリン、ガラテアクァルテット)、大橋雅子(ピアノ)

 「ベートーヴェンとR.シュトラウス 若き日のヴァイオリン・ソナタを聴く」

 

第二回(平成25年度) 2013年7月14日、つくばノバホール 小ホール

  山本のりこ(ソプラノ、ザールラント州立劇場所属)、湯浅聡子(ピアノ)

 「ドイツ・リートでたどる愛の旅」

 

第三回(平成26年度) 2015年1月13日、筑波大学 大学会館大ホール

  金子平(クラリネット、読売日本交響楽団首席)、鈴木慎崇(ピアノ)

 「ドイツ・ロマン派 珠玉のクラリネット名曲集」

 

このリサイタルの広報や運営を担うのは、つくばリサイタルシリーズ実行委員会で、現在、第四回のリサイタルに向けて活動をスタートさせたところです。(第四回の詳細は、随時公式HPなどでお知らせします)

 

リサイタルの広報や実施を通じ様々な経験を積むことで、実行委員からはすでに公共ホールに就職している先輩も出ていますが、今年はさらに授業(音楽文化論)とのタイアップや公共文化施設との連携プログラムを通じ、より知識を深めプロの現場を知る機会も設けていく予定です。

 

クラシック音楽に興味がある人だけではなく、イヴェント好きな人や教員・学友との授業の枠を超えた活動に関心のある人、また市民文化活動に関心のある人は参加してみませんか。筑波大学の学生なら誰でも委員になることができます。

 

参加希望の方は以下にお問い合わせください。

recital.tsukuba(a)gmail.com

 

第三回リサイタルの様子

第三回リサイタル「ドイツ・ロマン派 珠玉のクラリネット名曲集」の様子

 

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