1. ホーム
  2. 学生のページ
  3. イベント紹介
  4. 「Us and Them: Korean Indie Rock in a K-Pop World(講演・映画上映会)」(2017年10月18日)

Students’ Page学生のページ

「Us and Them: Korean Indie Rock in a K-Pop World(講演・映画上映会)」(2017年10月18日)Us and Them: Korean Indie Rock in a K-Pop World (Lecture and Film Screening, October 18, 2017)

10月18日に、つくばを訪問中のヴィクトリア大学ウェリントン(ニュージーランド)のStephen Epstein先生による講演とドキュメンタリー上映会を行いました。

us and them 1エプスタイン先生は韓国のポップカルチャーを研究されており、2013-14年にニュージーランドのアジア研究学会の会長を務められています。これまで多数の論文に加え、韓国語・インドネシア語の小説の翻訳を出版されたり、研究に関わるドキュメンタリー映画を2本、共同制作されています。今回は2002年の『Our Nation』に続く、韓国インディー・パンクのシーンを描いた『Us and them: Korean Indie Rock in a K-Poo World』(2013年)を上映しました。

promo上映に先立ち、エプスタイン先生から、先生ご自身の研究関心について、また韓国の音楽シーンの背景となる、国内やグローバルな政治経済的な状況について、ご説明いただき、さらに実際のコンピレーションアルバムのジャケットやフェスのポスターなどをもとに、いかにパンクという異国の文化が韓国に取り入れられてきたのか、そのなかでの韓国性(Korean-ness)がどのように変遷してきたのか、など大変興味深い点について解説していただきました。

ドキュメンタリーでは、Crying NutsやThe Geeks, Rocktigersなどのメンバーのインタビューも交えて、パンクの聖地ホンデに集まり、国内でメジャーになって海外にも出ていくK-popアイドルに対してアンヴィヴァレントな態度を取りつつ、自分たちの音楽を探求し、そして(流暢な英語を操り、しかし会社でも働きながら)海外のフェスやツアーにも出ていくパンクロッカーたちの姿が生き生きと描き出されていました。

us and them 2

質疑応答では、タイトルの意味、韓国パンクにおけるグローバリゼーションとは何か、国家の文化外交政策、ヒップホップや日本のインディー音楽との比較など、様々な興味深い話題が出ました。また質問も英語、韓国語、日本語が入り混じるたいへんコスモポリタンな会になりました。懇親会ではエプスタイン先生はロシア語も話され、さらにThe Blue Heartsや少年ナイフなど日本のパンクロッカーたちについても語られるなど、その知識の幅広さに参加者は驚くばかりでした。

エプスタイン先生、どうもありがとうございました。

 

 

 

アンケート

筑波大学 比較文化学類ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。
In order to improve the website of College of Comparative Culture at the University of Tsukuba, we would like to hear your opinions and thoughts.
We cannot respond to your opinions and thoughts. Thank you for your understanding.

Q.このページはお役に立ちましたか?
スマートフォン用ページで見る