卒論体験記【M.T.（中国文学コース）】
2019年度卒業 M.T.
悠久の時間の中で、事象があまねく詩や物語になっている中国文学ですから、何をテーマに研究するのか、迷い始めるとやや危険かもしれません。そんな時、貴方の心の琴線に少しでも触れる作品があれば、手始めに、それをテーマに執筆してみることをおすすめします。
詩文は、それ以前の誰かの表現を下地にしていることが多いので、調べていくうちに、必ずその周辺の作品や思想にも触れることができます。この連鎖が実はとても面白く、一つのテーマで研究を進める中で、一通りでない考え方を知ることができます。
もう一つ、なかなか卒論の執筆が進まないとき、コースには頼りになる教員がいます。もちろん、執筆するのは当人ですが、個人的には教員と何度も相談しながら、二人三脚で卒論を完成したという感覚が強いです。
あるテーマについて、じっくりと時間をかけて色々な角度から考えてみる。
そんな卒論研究ならではの経験が、社会人になった今でも、私の心の拠り所になっています。
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- 2021年8月21日
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