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卒論体験記【文化地理学コース】

【卒論体験記   柿沼由樹さん】

 皆さんは、日々暮らしている空間や旅先で眺める風景を、どのようなまなざしで見つめているでしょうか。

 私は「長野県阿智村における星空ツーリズムの魅力とその形成」というテーマで、観光客に対するアンケート調査を中心に卒業論文を作成しました。きっかけは、学群1年生の実習で茨城県大洗町に行った際、寒空に広がる満天の星を見たことでした。そこから、星空を扱った卒業論文を書くことを構想し始め、授業を選ぶ指針にしました。休暇中の旅行やフィールド実習で様々な土地へ足を運びながら、実際にテーマと研究対象地域を決めたのは、論文を読むことにも慣れ始めた3年生の終わりごろでした。

 この文章を読んでいる方の中には、地理学にはあまり馴染みがないと感じている方もいるかもしれません。しかし実は、地理学は私たちの暮らしや行動、認識と密接に関わりあう学問であり、それだけに、テーマの選択肢も無限大に広がっています。

 文化地理学コースでは、自分だけの方法で世界を見つめ、考え、卒論にすることができます。あなたも、刺激に満ちたフィールドに飛び込んでみませんか。

星空ナイトツアーの立て看板 ツアー会場内のプロジェクションマッピング

 (左は星空ナイトツアーの立て看板、右はツアー会場内のプロジェクションマッピング)

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