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卒論体験記【日本文学コース】

卒論体験記【日本文学コース】

杉田友佳(2022年度卒業)

私は「『とりかへばや物語』における女性と恥の意識」という卒業論文を書きました。『とりかへばや物語』における「恥」の使われ方を分析し、主人公である女君の人物像にどのような影響を与えているかについて考察しました。3年の終わりにテーマを決め、就活が一段落した7月頃から本格的に取り組みました。最初は何から手を付ければいいか分からず不安でいっぱいでしたが、指導教員である吉森先生と何度も面談をする中で少しずつ論文の方向性を決めることが出来ました。2,3年生のうちは日本文学コースの授業だけでなく日本アジア領域や他領域の興味のある授業を広く受講し、自分の興味関心について向き合いました。また、日本文学コースやテクスト文化学コースの演習形式の授業を通じて、テーマ設定や論文の書き方などの基礎を学ぶことが出来ました。卒業論文の執筆を通じて、丁寧な読解によって登場人物の新たな一面を発見する楽しさを学ぶ事が出来ました。

 

【指導教員のコメント】

手堅い方法で根気よくていねいに作品に向かい、先行研究の多い作品の研究史に、「恥」への注目から新たな視座を提案できていて、興深い卒論になりました。よい研究ができましたね!(もっとずっとご一緒に研究していたかったなあ!)(吉森佳奈子)

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