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Welcome比較文化学類へようこそ

学類長からのご挨拶

50 周年、そしてその先へ

 

 現在「文化」という言葉のつく学部は数多くありますが、1975 年に創設され、2025年に50 周年を迎えた比較文化学類は、そのなかでも伝統ある存在だといえます。もちろん伝統があるからといって、それに寄りかかっているだけではありません。「文化」という営みがまさにそうであるように、比較文化学類では、受け継がれてきた蓄積を尊重し、そこに深く学びつつ、同時に、柔軟で創造的な取り組みを行ってきました。組織としても創設以来、複数回の改組を経て、2020 年に現在の6 領域17 コース体制になりました。

 比較文化学類の学びの特徴として、2 つのキーワードを挙げることができます。そのひとつが「学際性」です。このホームページの「スタッフ一覧」を見ていただければわかるように、本学類の教員は、様々な専門分野において、ユニークなテーマを持ち、先端的な研究を進めています。またそのアプローチも、文献を読みこむ、フィールドワークをする、デジタル情報を活用するなど、多岐にわたります。約50 人のそうした多彩な教員が集い、相互に連携しながら教育を行う本学類では、文学、歴史、思想といった「いかにも大学!」という学問分野についてしっかりと修得することもできますし、SNS やアニメ、アイドルなど、「これも学問にできるの?」というような、自分の関心あるテーマについて学問横断的に探究するための知的な支えを得ることもできます。

 もうひとつのキーワードは「国際性」です。比較文化学類では創設時から語学教育を重視しており、また学ぶことのできる内容も世界に開かれています。海外大学に留学する学生も多いですし、現在は多様なルーツを持つ学生たちと共に学ぶ、「多文化共修」を積極的に進めています。

 こうした特徴を持つ比較文化学類は、多様な関心、希望(や不安)、経験、出自、指向や特性を持つあなたを歓迎します。ぜひここで、自分の学びたい学問分野、あるいはテーマを見つけ、それを探究してください。それは言い換えれば、自分を探究することでもあります。学類では、新しい知識や視点、様々な学生や教職員との出会いがあるでしょう。新たなものは、はじめはすぐに受け入れるのが難しいこともあるかもしれません。ですが、他なるものに対するリスペクトを持ち、そうした出会いに自分を開いていってください。社会的にも地球環境も急激に変化しつつある現代を生きていくうえで、学生時代の(失敗も含めた)多様な経験が大きな糧になることは言うまでもありません。比較とは、自他の良しあしを評価するためのものではなく、異なるものの間に関係をつくりだしてゆくことです。これまでの蓄積と新たな可能性の広がりのなかで、自分を探究し、関係をつくりだし、変化してゆく自分を楽しんでください。

 

比較文化学類長 木村周平
Shuhei Kimura
Chair of the College of Comparative Culture

 

木村学類長写真

 

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