1. ホーム
  2. News&Topics
  3. そのほか
  4. 【比文プロジェクト】ウクライナ学生との交流会 ~文化・歴史・社会~

News&Topics

【比文プロジェクト】ウクライナ学生との交流会 ~文化・歴史・社会~Meetup with Ukrainian Students – From the perspective of Culture, History, and Society –

ウクライナ1ウクライナ2

 

2023年7月10日(月)5・6限 (15:15 – 18:00・於2B208・209教室)に、比較文化学類の卒業生で、現在本学大学院で学んでいるみなさんの発案で、ウクライナからの留学生をお招きして、その文化・歴史・社会について学ぶイベントが行われました。その開催報告をしてもらいました。

 

1.ことばがかたちになるまで

「筑波大学は国立大学最多のウクライナ学生を受け入れているにもかかわらず、学生間の交流の機会が実際少ない」

友人の、この言葉が、本イベントを企画しようと思ったきっかけでした。友人で同期のブラッドリー桜さんは、ウクライナ学生のチューターを2022年9月末からつとめてきました。「支えられていたのはむしろ私の方」と話す彼女から色々な話を聞いているなかでうまれたトークイベント。比較文化学類で4年間学びを共にした同期同士、私たちが企画しないでどうするのだ、というような思いで、本イベントを企画しました。

企画段階から、ブラッドリーさんが特に強調していたのは、ウクライナ学生が私たちに向けて、主体的に話したいと思ってくれた話題について、当日話してもらうということでした。中央図書館で、2名のウクライナ学生からのヒアリングを二度重ね、友人としてアットホームな雰囲気で気張らずにトークの場をつくりたいと思いました。

 

2.イベント当日

7月10日(月)15時半より、ウクライナの文化を知るための交流会を開催しました。学類生、院生、留学生合わせて26名が参加し、あっという間の2時間でした。

はじめに、ウクライナのポップカルチャー(ストリートアート・現代音楽)や、コサックダンスについて2名のウクライナの学生によるトークセッションを行いました。その後、10人程度のグループに分かれてフリートークを30分行いました。学年・所属を越えた和気あいあいとした雰囲気で終始終えることができました。(文責:廣瀬)

ウクライナ3ウクライナ4

3.参加いただいた方々からの感想

・Thank you so much guys and I hope all of us could have a nice school life in tsukuba.

・ウクライナの伝統文化からボップカルチャーまで知れて面白かったです!日本語通訳があってくれたのもありがたかったです!

・プログラムには目下のウクライナ戦争への関心から参加した。内容は文化やカルチャーが中心で必ずしも本来の目的とは合致していなかったが新しい発見があり大変満足している。発表者の二方、運営の皆様今日は大変ありがとうございました!

・参加してよかったです。

・かなり早く終わってびっくりしたもっと雰囲気に慣れて発言しやすくなるようにフリートークのための時間がもっと欲しかった。

・今回の交流を終えて普段聞けないようなお話を聞けて楽しかったし、勉強になりました!

また、触れ合う機会のない方と交流ができ、良い体験になりました!ありがとうございました!

・有意義な会を開いてくださりありがとうございます。アンドリー氏の話の面白さ、気さくさが印象的です。

 

4.企画者としての想い

ウクライナ学生のチューター活動の中で、日本社会が多文化社会であると胸を張って言えるためには課題が山積していること、究極的には生きているだけで良いのだということに、改めて気付かされました。辛く困難な局面にも多々対峙しましたが、その度に幾度となく彼らの笑顔と優しさに救われました。「支援」とは、片方がもう片方を一方的に「支える」だけでなく、むしろ両者の心と心から交わされる相互理解・相互扶助なのだと、今は思えます。

私たちはともすると、戦争の報道のみをメディアで追いかけ、かと思えば数日経つとそうした窮状も忘却してしまいがちです。戦争が勃発する前には、ウクライナの人々は生活を営んでおり、連綿と続いてきた文化の営みの中にありました。今回のイベントを通して、参加者の皆様が、外部から「視る者」としてではなく、共時的な生に「参加する者」としての視座を以て、ウクライナの豊穣な文化に少しでも触れて頂けたのであれば、企画者として望外の喜びです。

(文責:ブラッドリー桜)

 

謝辞

コロナ禍、「比文プロジェクト」のことを知らない学年が増えていくなかで、学生主体の活動が比文でもできる土壌があるということを、多くの比文生に知ってほしいという気持ちも強く、企画しました。今回の企画に賛同くださり授業内で本イベントの周知ご協力いただきました、木村周平先生、徳丸亜木先生、馬場美佳先生、支援室のみなさま、企画段階からご協力いただきました江藤光紀先生、山口惠里子学類長に心より御礼申し上げます。今後も本イベントに続く比文ならではのイベントがうまれたらうれしいです!

 

(文責:ブラッドリー桜、廣瀬由子・比文18卒、修士2年)

アンケート

筑波大学 比較文化学類ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。
In order to improve the website of College of Comparative Culture at the University of Tsukuba, we would like to hear your opinions and thoughts.
We cannot respond to your opinions and thoughts. Thank you for your understanding.

Q.このページはお役に立ちましたか?
スマートフォン用ページで見る