2020年度卒業　中国文学コース　T.O.

私は「陶淵明「飲酒二十首」における「醉ふ」ことの価値」という卒業論文を執筆しました。陶淵明の代表作「飲酒二十首」を中心に、陶淵明の詩作と飲酒という行為の関連性について論じました。3年生からテーマを絞り込み、「飲酒二十首」の各首について、先行研究等を用いながら分析を進めました。作品の考察には多くの時間を要し、苦労もありましたが、一対一で先生のご指導をいただけたこともあり、比較的早い段階から卒論に向けた準備を行い、計画的に詩作の考察や先行研究の講読を行うことができたため、余裕をもって執筆を進めることができました。1，2年次から中国文学に限らず、多岐にわたるコースの授業を取り、研究の方法や論文の書き方を身に付けたことも卒論を執筆する助けとなりました。卒業論文を通して、陶淵明と向き合うことで、その文学的な魅力のみならず、陶淵明の思想や生き方から多くのことを学ぶことができました。

• 2021年8月21日
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