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第1回 比較文化学類ホームカミングデーを開催しました!We held the 1st College of Comparative Culture Homecoming Day!

第1回 比較文化学類ホームカミングデーを開催

 

2016年10月8日(土)、比較文化学類ではすべての卒業生を対象とした「比較文化学類ホームカミングデー」を開催しました。初となる今回は「PAY IT FORWARD!」という副題のもと、時代や所属、業種などすべての枠を越えた出会い、語り合う場の創造を目指して企画されました。

 当日はあいにくの雨の中、卒業生と在校生あわせて72人が参加し、中には学び舎を懐かしみ遠く海外からつくばに帰って来られた卒業生もいました。

イベントは三部構成で行われ、第1部では「懐かしい『島』にお帰りなさい!」と題して、同じ専攻・領域を学んだ卒業生と在校生が各々のテーブルに分かれてコース選択や卒業後の進路について話すグループディスカッションが行われました。同じ専門を学んだ者同士だけあり、時に世代を越えて議論に興じる姿も見受けられました。

第2部では「これが比文の授業だ!」と題し、比較文化学類の各分野から選ばれた現役教員3名が、「祭り」を共通テーマにリレー形式でミニ授業を行いました。文学分野の宮本陽一郎教授(英文学)は「南西島共和国のヘミングウェイ祭」と題して、米国キーウェストの人々が大切にするアイデンティティを「ヘミングウェイ祭」の視点から浮き彫りにし、地域分野の徳丸亜木教授(民俗学・現学類長)は北茨城市大津港のお船祭りを事例として、現代の祭礼とその地域に生きる人々の、時間を超えた共同での生のあり方に迫り、思想分野の五十嵐沙千子准教授(現代思想)は、宮本・徳丸両先生の「祭」を受けつつ、「激しい情熱」と「キリストの受苦」が同じパッション(パシォン)という言葉であることを手がかりに、「祭」を、人間に内在するこのパッションが日常のあらゆる境界線=われわれの分断されたあり方を壊して共同性を取り戻す破壊=再生の営みとして位置づけました。この三つのミニ講義は、まさに「第1回ホームカミングデー」が、普段は違う世界に暮らしている私たちが「一つ」の共同性を取り戻す「祭」であると参加者に問いかけるものになると同時に、全く違う学問分野からひとつのテーマに知のベクトルが集約される比較文化学類らしいバラエティに富んだ内容であり、卒業生からは「久しぶりに比文らしい授業を受け、とてもよい知的刺激を受けた」との感想が聞かれました。

第3部では会場を第二エリアから大学会館レストランに移し、懇親会が行われました。徳丸学類長の乾杯の発声、在校生代表からのWelcomeの挨拶に続いて、ここでもテーブルに用意されたカードに書かれた話題を軸に少人数のグループごとに和気あいあいと話に花が咲き、途中席替えを行いながら卒業生・在校生・教員が多くの参加者と互いに交流を深めました。最後に山中弘人文・文化学群長から締めの挨拶があり、第一回比較文化学類ホームカミングデーは散会となりました。

比較文化学類では、今後とも四十年に渡る学類の歴史に育まれた豊かな人脈を大切にし、学類を軸とした出会いと繋がりの場を提供していきたいと考えています。

 

**当日の写真は、引き続きアップしていきます。乞うご期待!!

***参加した卒業生の方からメッセージをいただきました!!

一見全く分野違いの3つの講義が同居し、実はつながっているというたいへん比文らしい企画だった。

多様な分野を学び幅広い視野を養うリベラルアーツ教育は世界的に再評価されている。

先行きの見えない現代だからこそ、世界を俯瞰的に見る『比文力』を持つ人材が必要。

誇りを持ち、波に乗ってこれからも頑張ってほしい。

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