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卒論体験記【英語圏文学・文化コース】

卒論体験記

【卒論体験記】英語圏文学・文化コース  田畑智久(2021年度卒業)

 

私はカナダの作家であるAlice Munroの短編“Amundsen”を題材に卒業論文を執筆しました。この作品を初めて読んだ際に、読者を物語に引き込む魅力的な部分が多くあること、そして同時に不可解な箇所も多く存在することに気がつきました。同作品を何度も繰り返し読むうちに、その不可解な内容についてより深く考察したいという思いが強くなり、卒業論文で取り上げることにしました。執筆の際には、主に英米・ヨーロッパ領域や表現文化領域で開講されている授業の内容からたくさんのヒントを得ることができました。指導教員の先生方にご指導いただきながら執筆を進め、同作品の不可解さについて、物語論の援用および作品舞台の歴史的背景の分析によって論じることができました。

卒業論文を書き終えた今、何よりも嬉しいことは、執筆を通して同作品の新たな魅力に気づくことができたことです。これから卒業論文を執筆される皆様が、執筆の過程で分析対象の作品のさらなる魅力に出会えますように。

 

【指導教員からのコメント】田畑さんはかなり早い段階から扱う作品もテーマも決まっていたのですが、研究を進めるうちに考えが進化/深化して、テーマは大幅に変更されました。英語で書くことも考えると時間的にも厳しい挑戦でしたが、ぎりぎりまで作品と対話し読みを更新しつづける過程では、卒業論文を書く醍醐味を存分に味わうことができたでしょう。(中田元子)

 

田畑卒論

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