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Graduates’ Corner卒業生のコーナー

卒業生からのメッセージ -報道・出版-

  朝日新聞社 中田 絢子
朝日新聞社 記者/2003年度入学、2007年度卒業
主専攻は総合文学


画像:中田絢子 朝日新聞社


朝日新聞の記者として、皇室取材を担当しています。天皇、皇后両陛下のご公務のほか、五輪金メダルの羽生結弦選手らが招かれた園遊会、国賓として来日したオバマ米大統領を歓迎する宮中晩餐会も取材して記事を書きました。
記者の仕事は、華々しく活躍している人から、差別や貧困などに苦しむ人まで社会のあらゆる人に会い、記事にして世の中に発信できることに最大のやりがいを感じます。
世の中の変化に気づき、背景を分析するには「ちょっと違う角度から眺めてみる」という姿勢が欠かせませんが、これは大学時代に培われた力だと実感しています。
平安時代、貴族の女性たちは一夫多妻制度に苦しみながらも、その感情を歌や物語に昇華させ、素晴らしい作品を残しました。文化、文学の背景にどういう時代が流れていたのかを学ぶ授業にのめり込む一方で、仲間たちと議論し合い、自ら文学作品を生み出す授業もまた力になりました。語学の時間が多かったことも、多様な文化を理解することに役立ったと思います。
「世界を理解したいと思ったから文学を学ぶことにした」。比較文化学類のある先生の言葉を今でも覚えています。そして私は今まさに、あるべき世の中の姿を模索するため、情報の渦の中で働く毎日を送っています。
なお、私の仕事への思いについては就活情報サイト「就職ジャーナル」のビジネスパーソン研究FILE225号に掲載の記事に詳細が載っております。以下でご覧ください。
【ビジネスパーソン研究FILE225号】 http://journal.rikunabi.com/p/worker/business/5239.html

2014年6月

 


 

  日本放送協会 荒井 拓
日本放送協会 ディレクター/1995年度入学、2000年度卒業
主専攻は現代文化


荒井拓 日本放送協会


在学中に「比文って学部の説明するの難しいよね」「結局漠然としてるよね」などと、比文の友人と話しませんでしたか?今、振り返ってみても、全く気持ちは変わりません。それでも当時は不安感いっぱいでしたが、今はそれが良かったなーとしみじみ思います。今、僕はテレビの番組づくりの仕事をしていますが、日本の古代史の古墳についての番組をやったかと思うと、芸人さんとアホな紀行番組をやり、かと思うと被災地のドキュメンタリーをやったりしています。これはまさに、比文的。色んな世界に触れながら自分の軸を長い時間かけて模索していく。皆さんはどうですか。ただ、その道のりの長さには、時々怯みますけれども。

【編集部注】
荒井様はこれまで「NHKスペシャル シリーズ日米安保50年」、「NHKスペシャル 災害ヘリ映像は語る」、「新日本風土記 三陸鉄道」などの番組を手がけられたそうです。

2014年6月

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