1. ホーム
  2. 学生のページ
  3. イベント紹介
  4. オハイオ州立大学比較文化学部 Weiner先生との交流会(2019年1月21日)

Students’ Page学生のページ

オハイオ州立大学比較文化学部 Weiner先生との交流会(2019年1月21日)

平成31121日(月)に実施したオハイオ州立大学Weiner先生との交流会について、以下の通り報告する。

1.交流会名

 オハイオ州立大学Weiner先生との交流会

2.場所 

 グローバル・ビレッジ共用棟2階和室

3.日時

 2019年121日 16:0018:30

4. 出席者

Isaac Weiner先生(オハイオ州立大学准教授、宗教学)、木村武史先生(筑波大学教授、比較文化学類国際交流委員)、比較文化学類生9名、大学院生1名

5.交流会内容

・長唄三味線の説明(1年広瀬)【長唄三味線】 "滝流し"の演奏

・茶道の説明(3年榎田・1年古嶋・1年神辺)【お点前】

Weiner先生を囲んで茶話会

・生け花の説明(1年前)【華道】Weiner先生の華道体験

・記念撮影と色紙のプレゼント

Weiner先生とフリートーク

 

活動報告

1.長唄三味線

OSU02木村先生が開会の言葉として、オハイオ州立大学と筑波大学の交流がどのように始まったのかなどをお話してくださった後、比文1年の広瀬が長唄三味線で、『勧進帳』の「滝流し」を弾いた。

 

三味線の歴史などを簡単に説明し、実際に三味線を手に持って頂いた。先生は三味線の楽譜に興味を持ってくださったようであった。

OSU01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.茶道

 

OSU05

比文3年の榎田(茶道部前部長)に亭主をお願いし、比文1年の古嶋が半東、同じく神辺がお菓子をお出しした。先生の息子さんがアメリカで茶道体験をし、自分で茶碗を作り、その茶器で茶会をするという機会があったことをお話下さり、また、今回の交流会で茶道体験があると息子さんに話すと、羨ましいと言っていたとおっしゃってくださった。先生が以前から茶道に興味をお持ちであることが分かった。

先生はお菓子を抹茶が運ばれてくる前までに食べきるというお話を興味深くお聞きになり、それではと先にすべてお菓子を召し上がってから、抹茶を楽しまれた。

OSU03

古嶋がお点前の所作の説明をすると、その亭主の一挙一動に意味があるということに納得してくださったようであった。

 

OSU04

 

 

 

 

 

 

 

3.生け花              

先生が茶道を体験なさっている間に学生もお茶とお菓子を楽しみながら、茶話会形式で先生と歓談した。茶話会中に比文1年の前が完成した生け花を床に飾り、Weiner先生に生け花の歴史と、生け花の定義、また流派について簡単な説明をした。OSU10

OSU06

 

その後、Weiner先生には隣の部屋に移って頂き、用意した切り花を自由に先生に生け花を活けて頂くことにした。

 

 

 

 

 

 

OSU09

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.先生とフリートーク

OSU08生け花が完成するとそれを床に飾り、先生と前で写真を撮った。(全体集合写真参照)その流れで管理室の方にお願いして全体写真を撮った。その後、軸に飾っていた、色紙(比較文化学類1年生有志60人分のサイン入り色紙)をプレゼントした。(写真中)その後、時間が1時間ほど余っていたので、先生とフリートークを楽しみ、宗教に関する質問(神道、日本における宗教の多様性など)や、大学生活、先生の研究や先生の著書についてのお話を伺った。

OSU07 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

 ・今回の交流会は学生主導で企画、運営をした貴重な機会だった。2時間ほどの交流会であったが、少人数にしたこともあり、アットホームな雰囲気の会にすることができた。Weiner先生が一つひとつの企画に喜んで参加していただき、企画した側としては大変嬉しかった。今後日本の伝統文化を発信する担い手として、精進していきたい。(1年・廣瀬)

・亭主がホストとしてお茶を振る舞うという形式の交流会は非常に良いと思います。手持ち無沙汰になることなく、場が温まったところですんなりとフリートークに入ることができました。(1年・前)

・茶道や華道、三味線などの技能を持つ逸材が各々の能力を発揮する場はなかなか用意できないものであるため、今回はその数少ない機会として貴重であったと考える。また、ヴァイナー先生に対して日本で行われる文化的行為の中でも有名なものを紹介できたのは嬉しいことである。(1年・関口)

・和室という日本ならではの空間で日本の伝統を体験していただけて良かった。茶道や華道について英語で説明するのは難しく勉強になった。今後同様の機会がある場合は、着物を着たり、書道に触れてみたり、和歌を詠むのも面白そうだと思った。(1年・今泉)

・固い会だと思っていたが、Weiner先生がとても気さくで楽しんで喋ることができた。宗教という話題の性質上英語で話すのには苦労したが、意味を丁寧に汲み取っていただき、興味深い話を伺った。茶道や華道に関しても自分はあまり知らなかったので、とてもためになった。もし再度やるなら是非参加したい。(1年・田中)

  I would like to sincerely thank you for the great afternoon I had today. It was my pleasure to be part of this event and I hope to enjoy future events as well.(院生Leandro

全体を通じてアットホームで暖かな雰囲気の交流会でした。 Weiner先生に日本文化を紹介するという趣旨ではありながら、他の参加者も皆それぞれ新しい日本文化を体験することができたことと思います。私は茶道で抹茶を点てる亭主の役割を担い、普段何気なく受け入れている茶道の歴史や所作の意味を、改めて日本の文化として捉え直す良い機会にもなりました。フリートークでは、参加者が畳の上に円となって座り、日米のサブカルチャーから宗教観の差異に至るまで多種多様なお話ができました。机上でなく実体験として「文化を比較」し、また人と人との縁を広げられる良いイベントでした。(3年・榎田)

 ・「比文の学生凄いなあ。」交流会を経ての、第一の感想はこの一言に尽きます。企画に関わったわけでもなく、該当の授業に出ていたわけでもなく、友人に誘われて、当日に突然参加した立場として、素直にそう感じました。交流会のテーマは、Weiner先生へ日本文化を紹介すること。プログラムは、三味線、茶道、華道のパフォーマンス、フリートーク。これらすべてを英語のみで進行する語学力もさながら、日本人である自分にとっても学びの多い体験を得られた内容であったことに驚きを覚えています。おもてなしをするだけでなく、しっかりと学びに結びつける、こういうところが、比文らしさと言えるのかもしれない。そんなことを改めて考えた交流会でした。(3年・渡邊)

交流会を終えて

最後に交流会の案を下さった木村武史先生、交流会の準備にあたり道具、材料の手配をして頂いた比較文化学類事務室の粟野元子様、またご指導頂きました徳丸亜木先生、比較文化学類3年の先輩方、交流会実行委員会の多彩な一年生の同輩に深く感謝し、本交流会の報告書とする。

 

以上(文責・比文1年 廣瀬由子)

 

                                           

 

アンケート

筑波大学 比較文化学類ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。
In order to improve the website of College of Comparative Culture at the University of Tsukuba, we would like to hear your opinions and thoughts.
We cannot respond to your opinions and thoughts. Thank you for your understanding.

Q.このページはお役に立ちましたか?
スマートフォン用ページで見る